せり鍋は仙台の郷土料理で、せりを根っこごとたっぷり入れたお鍋料理です。
せりのシャキシャキした歯応え、独特の風味が存分に楽しめて、めちゃくちゃ美味しいんですけど、食べていると、あーこれは身体にいいな~♪と思えたり、冬を感じる、季節感のある料理でもありますね。
本場仙台のせり鍋を食べたことがないのであまり偉そうなことは言えないのですが、是非、今回のレシピを参考にしてもらい、作ってもらえたらなーと思います。
大好きな鍋料理の1つではあるので、そのうち仙台に食べに行きたい!
■材料(2~3人分)
せり 1袋、鶏もも肉 1枚、長ねぎ 2本、大根 6㎝程、お餅・手毬麩 お好みで
・割り下
水 1.5ℓ程、昆布 30g程、出汁パック 2~3パック、塩 適量、返し 大さじ1.5、みりん 大さじ1/2
せりはなるべく新鮮なもの、根がしっかりと生えているものを選ぶといいです。
今回は鶏もも肉を使いましたが、入手できる人は鴨肉で作ってみると、また一味違ったせり鍋になります。鴨の弾力のある食感がせりととてもよく合うんですよね~。
また動画には登場しませんが、手毬麩を入れたり、〆にこんがりと焼いたお餅を入れても美味しいですよ。
※返しの作り方はこちらをご参照下さい。https://youtu.be/xCrOHz8B7Zs
■作り方
①割り下を作る。土鍋に分量の水を入れ、火にかける。沸騰したら、火力を最弱にして、昆布を入れ、全体を馴染ませる。30秒程、浸したら昆布は引き上げる。火力を強めたら、出汁パックを入れて5分程、煮出す。塩、返し、みりんを加え、一旦、火を止める。
昆布出汁は60℃前後の温度帯で1時間以上、じっくりと煮出していくのが基本ではあるのですが、今回は時短バージョンになります。
どうしても旨みは弱くなってしまいますが、えぐみは出ず、上品な昆布出汁になります。
引き上げた昆布はまだまだ使えるので、少し水の量を減らし、普通に昆布出汁を引いてもらえたらと思います。
出汁パックはものによって入れる数も変わってくると思いますが、鶏肉も入りますし、割り下は煮詰まっていくので、この段階では旨みがやや物足りないくらいで大丈夫です。塩分調整も最後にすればOKです。
②大根は皮を厚めに剥き、7㎜幅の半月切りにして、鍋に入れる。ねぎは1㎝幅くらいの斜め切りに、せりは7㎝幅くらいにカットする。鶏肉は一口大のそぎ切りにしておく。
せりの根っこは再度、流水で洗っておきます。
長ねぎは白い部分、青の部分に分けておきます。
鶏の皮が苦手な人は取り除いていいですが、良い出汁が出るので、鶏皮だけ剥いで、鍋に入れて、食べる直前に取り出すといいと思います。
③具材の準備が出来たら、再度、鍋を火にかけて、長ねぎの白い部分、鶏肉を時間差で入れ、煮立ってきたら、スープの味見をして、必要であれば塩を加え、味を決める。
スープの味は、せりのえぐみが出る分、ここでは返し(醤油)は追加せずに、塩で味を整えます。
④せりの根っこを入れ、一煮立ちしたら、卓上コンロに移動する。せりの葉っぱの部分、ねぎの青い部分はしゃぶしゃぶ的にその都度、入れていただきましょう。
個人的に焼いたお餅を入れるのが好きなのですが、もちろん、ご飯を入れて雑炊にしてもらっても美味しいです🤤
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